石臼でひく特別な日の伊賀まんじゅう
今月の思い出レシピは『伊賀まんじゅう』をご提供いたしました。
ご利用者様が子どもの頃は、お節句というとお母様の在所からひな人形をもらい飾っておられたようで、土雛20体あったようです。また、思い出である伊賀まんじゅうは、お米を石臼でひいて作って食べていたとお話して下さいました。
伊賀まんじゅうを雛祭りの行事食として食べるのは西三河地地域独特の風習であるようですね。名の由来は、表面につけるもち米が栗の『いが』に似ている。家康の『伊賀越え』からきた。まんじゅうを蒸す時の香り『飯の香:いいのか』からきているという説があるそうです。そして、表面のもち米の色にも意味があるようで、ピンクは、桃の花・厄除け、黄色は、菜の花・豊作祈願、緑色は、新芽・生命力を意味するという説もあります。
そんな願いも込めてお母様が作って下さり食べられていたのでしょうか…?
母の思い出の味…私も子ども達に伝えられていけたらいいな〜と思いました。
小林