優しさに巻かれて
今回は90歳になられるご利用者様の思い出の味を再現いたしました。
お料理の名前を付けるとすると、「野菜の卵巻き」というところでしょうか?
キャベツを炒め醤油で味付けしたものとゴボウ、ニンジンを醤油で味付けしたものを薄焼き卵で巻いたお料理です。
4人兄弟の末っ子として生まれ、小さいころお姉さんの子供さん8人と一緒に育ったそうです。戦争時分で食べるものが無く、家にあるものでお母さんが作ってくれ、今ではたいしたことのない食べ物だと思いますが、その頃はとても美味しいと思って食べたそうです。
職員の作った卵巻きを食べ、「そうそう、こんな味だったよ」と笑顔をみせてくれました。周りの利用者様も「小さい時にこういうものを食べていたんだね。」と話しに花が咲いていました。いつの時代も、母の優しさには特別な想いがこもっていますね。
橋本